嬉生とのコラボ。嗚呼、本当に懐かしい。
「奇跡の夜」
大袈裟に言えば奇跡の夜という事になる。
昨日、大学時代の友人2人、それぞれが自主制作した映画の上映会に参加した。
場所は高田馬場から徒歩5分の距離にある某カフェ。
午後7時開始予定だったが、買い物をするために3時に家を出た。一路、渋谷へ。
※当時の家は東大宮の実家
降りてウンザリした。予想を超えるおびただしい数の人、人、人。混雑にも程がある。オレは、バーゲン期間土日の渋谷を多少なめていたのかも知れない。
しかも蒸し暑い。人の多さが影響しているのか、熱気がしつこくまとわりついてくるような、そんな感覚を受ける。
自分の目当ての店に入り、あれこれ物色してみるものの、ピンと来る品がない。どれもイマイチである。時間に余裕があったので、その足で明治通りを歩き、原宿に向かうことにした。
原宿は本当に久しぶりだった。しかし、こちらも人の波。雑踏の中をただ1人で黙々と歩き続ける行為は、本当に疲労を増加させると実感した。
行き着けとも言える古着屋5件回ってみたが、やっぱり食指が動きませんな。店に置いてある古着が単なるボロい服にしか見えなくなってくる。ときどき出くわす気に入ったデザインの服に限ってXLしか残ってないとう悪循環。
そんな感じだったので、膨大な数のシャツを1枚1枚見るという古着屋では当たり前
とも言える行動をする元気がなくなってしまった。結局、見方も雑になり、「嗚呼、良い服がねえ」という状態になってしまったよ。
時間を費やした割りに、買ったのは水玉模様の古ネクタイ(仕事着用)とサングラス(590円)のみ。
※サングラスは1度も使用する事無くお蔵入り
コンビニでお気に入りのLEMON WATERを買って、これをホイミ代わりにする。喉が渇ききっていたためか普段の数倍の勢いで美味かった。効果抜群である。
※LEMON WATERは未だに愛飲
もう原宿にいても何もする事がないので、少し早いが馬場に向かうことにした。帰りは敢えて竹下通りを通ることに。
驚いたのは、クレープを食べながら歩いている人が結構いる事だ。個人的には、竹下通り→クレープという流れは非常に昭和な感じがするのだが、21世紀でも健在だったらし
い。
ちなみに人の多さは相変わらず。なんだか高校生が多い。道の真ん中には客引きの(?)の外人が道行く人に声をかけている。う~ん、これぞ竹下通りだ。ヴィジュアル系ファッ
ション専門取り扱いの店が増えていたような気がする。
店の数は相当多いが、当然だけど、オレが入りたいと思う店はない。ダラダラ歩く事を余儀なくされ、多少の後悔と苛立ちを覚えつつ、やっとの思いで竹下通りを抜ける。
山手線で高田馬場へ。
早稲田口を降りて辺りを見回してみる。自分が学生だった時と何ら変わらない、土曜の夕方に見せる馬場の顔が、そこにはあった。
ロータリーにはこれから始まるであろう飲み会を待つ学生達が溢れている。みな笑顔で楽しそうだ。ビッグボックスの前は我が物顔で辺りのスペースを占拠する巨大テニスサークルと思しき集団。時折、メンバーに支持を出すサークル長の大声が響く。
※テニスサークルは大学サークルの花形である。独特のチャラさ、軽さ含めて。オレはそう思う。
嗚呼、懐かしいな。
後輩達のそんな姿を見たオレは、(気付けば、オレも年を取ったな)と、いつになく感傷的な気分に浸ってしまった。
来店は初めてだったが、上映会が行われるカフェの場所はすぐに分かった。18時30分頃到着する。
店に着くと、loostAとstsが忙しなく機材の調整をしていた。
上映開始までは、まだ時間があるのでオレはアイスティーを頼み、小説を読んでいた。
予定より遅れること35分。ついに上映会が開始された。
正直、映画に対して一切の期待をしていなかったオレだったが2本とも予想を裏切る出来だった。
ストーリーの難解さ、カット割りの不自然さ、全面に滲み出る隠し様のないチープ感、字幕の圧倒的スピードなどなど、文句のつけ所はいくらでもあるが、それでも、素直に面白かった。
その後は、参加者で近くのバーでの飲みに移行。
その店には関根勤が来ていた。浅井企画の関係者達と和やかなムードの中飲んでいた。芸能人特有のオーラなどは一切なく、言われなければ気付かないくらいだった。
昨日、一緒に飲んだメンバーが一同に集まる事は、今後2度とない。そう断言できる程に有り得ない面子が集まっていた。
大学の同期だったto-ruとmaloneとはおそらく、一生会う事はないだろうと思っていた(在学中もほとんど会話した例なし)し、2つ先輩のkさんとまともに話したのは昨夜が初めてだった。
※kさん=k1496さん。この時がほぼ初対面らしい。
ryoちゃんのバイト先の同僚だった、MDも当然初対面。ものすごく感じの良い子だった。
そして、もう1人。本当に偶然が重なり、飲みに参加することになったチカセンの1つ下の後輩、切れ長の目をしたable。
誰かが言った。
「このメンバーで飲んでるのって本当に凄いことだよね」
みながそう感じていたに違いない。人と人とを紡ぐ縁(えにし)は、時として思いもかけない時と空間を作り出すことがある。
正に、昨夜の一時は上映会というイベントが生み出した奇跡の夜。
3次会で飛び出した幽霊話、答えが出ることのない人生についての話。どの話も最高だった。
映画を作った2人、みなさん、楽しい夜をありがとう。
縁があったら、いつかどこかで会いましょう。
※この日以後、ほとんどの人に会っていない。
2006.07.09
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