人間なんて変わるモノ
どの教科が得意だった?という質問(さすがにこの年齢になるとほとんど聞かれる事は無いですが)には、大抵の場合は数学、化学と答えている理系メガネ男子です。
社会人になって知り合った方々からは何故か完全に文系だと思われ、「理系です」と言うと、想像以上に驚かれる。訳分からないですね。何をするにせよ、決めるにせよ、感覚よりもロジックやデータを重視してるけどなあ。
高校2年の時、理系を選択したのは比較的、理系科目が得意だったからというだけで、特に深い意味は無かった。でも、もっと深く考えるべきだったんだよ。あの二択はそれなりに人生に影響する。これは断言できる。
理系の方が大学卒業への道が圧倒的に険しい。授業に出席しなくても、持ち込み可能な状態で最後の授業で論文書けば単位を貰えるみたいな世界じゃないですもの。面白くも無い実験を強制的にやらされて、毎週研究レポを課される。テストは高校のそれと同じくらい難易度が高い、科目によってはそれ以上のガチ仕様。不勉強はすなわち不可を意味する事となる。
大学入ってから、こんなに真剣に勉強しなきゃならんのかと何度も何度も思いました。そして、過去の選択を呪いました。
でもやっぱり文系は無かった気がしてる。というのも、英語と古文と歴史がスゲー嫌いだったから。ただでさえ授業は苦痛なのに、それが嫌いな科目だったらどーなっちまうのか?答えは火を見るより明らかですよ。うん?この諺の成り立ちがよく分からない。火を見て何が分かるんだろうか。まあ良い。理系には縁なき事。
中学までは英語は有力な得点源だったのだが、高校に入って様相一変ですよ。覚えるべき単語数の二次関数的増加に辟易してしまった。なんで異国の言葉をこんなに覚えにゃならんのだと。文法は、数学の公式を当てはめるのと似ているので、大丈夫というか寧ろ好きだったけど。
古文と歴史も全く同じロジックで距離を置く様になった。過去の事を覚えて何か意味あんのか?ああ?という身も蓋も無い事を思ってしまった訳です。
古文と日本史はセンター試験までだったので適当にやってても、まだ被害は少なかった(まあ余裕で50%程度しか出来なかったレベル)のだが、英語はどの学科を受験するにも付きまとってくる大人気科目だったので影響は大きかったと思う。全身にパワーリストを付けたまま天津飯と闘ってる感じでしょうか。
英語が苦手と言っても実際結構できたんでしょうと思う人がいるかも知れない。それは完全に間違いです。本当に出来ませんでした。だって、誰の目にも分かるくらい勉強を疎かにしてましたもん。興味無いからいいやみたいなノリ。もう、そんなノリ。勉強しないでデキる様なタマじゃないですからオレは。
オレは数学と物理化学で勝負すると心に決めていた。
長々思い出話を書いてきたが、三十路を過ぎて英語を勉強したくなり、緩~く勉強している。英語を話せてもしょうがないと言い続けていたオレがですよ。人間なんて変わるモノだ。英語を話したいもん。
足長おじさんが援助してくれるなら、英会話学校通いたい。
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