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国語の文章読解問題

オレは実は池上彰のフリークである。

池上彰はニュース解説番組だけの人では無い。その知識と、これでもかと噛み砕いて物事を伝えるお馴染みの姿勢で、様々な本を著している。経済、時事、宗教などのちょっぴり複雑な事を徹底的に分かり易く解説している、そんな本が多い。


最近読んでいた彼の本にこんな事が書いてあった。

「最近、自分の文章が入試問題に利用される機会が多い。問題を解いてみようと思って、選択肢を見た。

『傍線部に関して、筆者の言いたい事を次の5つの中から1つ選べ』
・自分が言いたい事が1つも無い
または
・言いたいと思った事が書いてある選択肢が2つある

こんな感じなのに、問題に対する正当は確かに存在し、それで合否が決まる。やり切れない」

国語の読解問題は、作者ですらマトモに解答出来ないのである。結局、問題作成者が作者の本当の意図を無視し、正当らしきモノ(本当の意味で正当では無い)を自分勝手に決めている訳です。

国語の教師がよく言う、「本をたくさん読みましょう。そうすれば読解問題が解ける様になりますよ」は嘘であると証明された。読解問題では、本当の意味で、作者の意図を読み取る能力など問われていない。問題作成者が決めた正解の選択肢を選ぶ技術力が問われているのだ。

面白い小説を読んでも、そのノウハウは身に付かない。読解問題を数多く解き、こういった質問をされた時は、こんな感じの選択肢が正解になるというパターンを覚える事が大事なのである。

国語に限らず日本の入学試験、もっと言えばテスト全般は全部こんな感じだなあと思う。パターンと解法、そしてテクニックさえ身に付ければ、予め与えられている正解に辿り着ける。逆に言えば、いわゆる難関校に合格するためには、最低限、解法とテクニックを見に付けていなければダメ。さもなければ門前払いを受ける羽目になる。でも入試なんてそれだけ。

正解が与えられているというのがポイント。

だって、仕事や人生には正解が無いから。正解はあるのかも知れないが大抵の場合、それが見えない。ちょっと先は真っ暗で本当に全然見えない。それでも、もがきながら己が良かれと思う方向に進んで行かねばならないのである。

高学歴なのに(仕事で)使えないとか言うなよ。高学歴を何だと思ってるんだ?

彼等は、解法パターンを丸暗記し、試験に合格するためのテクニックを駆使し、予め与えられた正解に辿り着く能力に長けた人なんだぜ。それ以上でも、それ以下でも無い。

中には「正解が見えない局面」では上手く行動出来ない人もいるでしょう。だって、拠り所である「確たる解法パターン」が存在しないのだから。

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