価値観が違い過ぎる
かなり以前の事、彼是2月ちょっと前くらいだろうか。
関連会社の決算が完全に終了し、申告書類等に経理責任者たるボスとKINGが10数枚以上に及ぶ書類に押印する、仰々しいにも程がある儀式への参加を入社以来初めて命じられた。出席者は、他にヘッドとGOD。
会計事務所の担当者Nさんと、事務所所長さんが、わざわざ来社し、書類を持参するのがしきたりらしい。
会計事務所の担当者から、今年度のPLとBS、三期比較表を用いて、ここ数年の自社の収益状況などについての説明があった。日々帳簿をつけ、月次資料を作成している立場なので、目新しい事は無かった。熱心に聞くそぶりすら見せず、それでも背筋だけはしっかり伸ばして適当にやり過ごしていた。
説明終了後、雑談が始まった。
所長さんがGODに尋ねる。
「GODは、もう一線からはお退きになられてるんでしたっけ?」
「ええ、もうね、全てKINGに任せていますよ」
と言い放ち豪快に笑う。
いやいや、絶対にそんな事は無いです。おそらくその場にいた者は全く同じ事を思ったに違いない。あなたの一声で事業部なんて簡単に消失致します。
ほとんど表情を崩さないヘッド、口の端でシニカルな笑みを浮かべるボス、曖昧に頷きながら思い切り苦笑いを浮かべるKING。
「先生(所長さん)は毎日、事務所に出勤されているんですか?」
とGOD。
「ええ。毎日行ってます」
所長さんは御年80overである。
「凄いですねえ」
「いやいや、毎日仕事をしていないと急に老けこんで、すぐ死んじまうんじゃないかって思ってしまうんですよ。体が動くうちは仕事を続ける方がかえって健康に良いと感じます。まあ、現役の人間には少々疎ましいかも知れませんが」
ここで所長さんはNさんにチラリと目を向けた。Nさん、何とも言えない表情。図星?
「よく分かります。やっぱり働けるうちは働く方が良いんですよ。家でじっとしていると、かえって体調が悪くなります」
人生是すなわち仕事を体現する、組織のトップに立った男2名。
できれば労働をしないで生活をしたいと願うオレとの価値観の相違に愕然とした。そんな2人に自分の好きなこの言葉を送りたい。
仕事のために全てを犠牲にするのがプロじゃない。そんなのはただの仕事バカだ。
BGM
B'z/The Wild Wind -Mixture style-
B'z/OH! GIRL -Mixture style-
B'z/JOY -Mixture mix-
B'z/どうしても君を失いたくない
B'z/それでも君には戻れない
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