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驚嘆した

杉山茂樹/4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する★★★★★
サッカーは布陣でするものであるか?これが最大のテーマとして描かれている。

「はじめに」から完全に捕まれた。

ジャイアントキリングに偶然はない。確かな理屈に裏付けられた必然がある』と豪語し、『理屈の源は、ピッチの上に描かれる模様(すわなち布陣と言いたいのだろう)である』と結んでいる。

世界の戦術家たる名監督の言葉が、とにかく素晴らしい。それらが鋭く突き刺さってくる。長らくサッカーを見続け、継続的に専門誌にも目を通してきて、多少はサッカーについて分かっていると思っていたが、それは大きな思い違いだった。目から鱗の話ばかり。

数々の大番狂わせ及び名勝負をフォーメーション、監督の采配を軸に、詳細に、分かり易く解説している。

とりわけ印象に残ったのは、EURO2004の優勝国ギリシアについて書かれていた箇所。ギリシアは決して守備的ではない。ギリシアの布陣は実は、攻撃的サッカーの絶対条件に適っていたと記されている。4年間、ずっと勘違いしていた事に気付かされた。EURO2004を見た人、そうだったんですよ。

もう1つ、強烈なアタッカーを抑え込む最も有効な手段についての記述は強烈なインパクトを与えてくれた。イビチャ・オシムの『もはやロナウジーニョはスーパースターではない。死んだも同然の選手になる』という言葉が、鮮やかに浮かび上がる。

この本を最後まで読んだ今、オレは85%程度だが、ジャイアントキリングに偶然はない。そしてサッカーは布陣でするものだという気持ちを抱くに至っている。

この本で語られている事が全てではいだろう。だが、サッカーとは、戦術とは何たるかを知る事ができ、よりサッカーが好きになったような気がする。

完璧な良書です。

岡田ジャパンのスタッフには是非とも読んでもらいたい。

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