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2008年2月の27件の記事

奇しき縁(えにし)に結ばれて

東野圭吾/宿命★★★★☆

面白かった。キーワードは意外性。

主人公の勇作は、高校時代に交際をしていた女性である美佐子と、父の突然の病をきっかけに、2人は別れなければならなくなってしまった。

最愛の女性と別れ、暗黒とも言える青春時代を過ごした勇作は、父と同じ刑事となっていた。そんな中、殺人事件が起こる。被害者は、地元の名門企業の社長。凶器は前社長の遺品であるボウガンであった。

殺人の容疑は、前社長の瓜生(うりゅう)家の関係者全員に向けられる事となった。ボウガンを管理していたのは、前社長の長男である瓜生晃彦。彼は、奇しくも勇作と小学、中学、高校の同級生であり、ライバルだった男であった。そして、驚くべきことに、現在彼は若かりし勇作が共に愛を育んだ女性、美佐子の夫となっていた。

刑事と容疑者、昔とは全く異なる立場での再会を果たす2人の男。様々な感情が渦巻く中、宿命の対決が始まる。数奇な運命に翻弄された2人の男の話。

結末は、完璧にオレの予想の外だった。思わず「嗚呼、そうだったのか」と言っちまうくらいの意外性がそこにはあった。終章の畳み掛けるような、怒涛の展開は圧巻の一言である。ラストに明らかにされる真実は、この小説の全てが凝縮されていると言っても過言ではない。いや、それはちょっと過言かも知れないなあ。

減点対象は、本線ではない殺人事件解明の部分。トリック、犯人共にイマイチ意外性に欠けてしまったところ。本格推理と銘打つには厳しいレベルじゃないかな。

無駄を省いたドライな筆致はかなり良いですね。

かなりの良書だと思う。読んで損なし。

兎にも角にも残念だ

大好きな「くりぃむナントカ」のゴールデン進出が決定してしまった。

深夜で人気→ゴールデン進出の流れについて、オレはずっと否定的な見解を示し続けている。どう考えてもおかしい。

まず、深夜とゴールデンでは視聴者の層事態が全く違う。つまり深夜帯で、どんなに流行ろうと、その番組がゴールデンで通用するという事にはならないのである。正直、関連性は薄い。深夜、ゴールデン、それぞれに適した番組が存在するのである。

「くりぃむナントカ」は間違いなく深夜向きだ。緩さ・グダグダ感はこの番組の売りだが、それがゴールデンに適していない。テレビマンはそんな事百も承知なので、番組をゴールデン仕様に変更するのである。いや、視聴率という数字に取り付かれた人間達は、そうせざるを得ないのである。そのままで勝負するという気概など誰も持ち合わせていない。

それまで評価されていた部分を、相当程度の時間、労力を費やして敢えて変質させる。何か本末転倒な感じがしませんか?

そして、ゴールデン仕様になった瞬間、番組は一気に魅力がなくなる。それまでの独特な雰囲気は限りなく透明に近い色に薄められ、番組内容が、悪い意味で分かり易くなり過ぎてしまう。幾多の深夜番組が歩んだ道、不可避の道。銭形金太郎しかり、ヘキサゴンしかり、ネプリーグしかり、マシューしかり。

ドラマ、映画界は原作モノがブームというか、当たり前になっている。これら転用の横行は、製作者サイドの能力の欠如を鮮明に表していていると思う。

クリエイターと称される人には、originality、creativityが必要不可欠な筈であり、そうあって欲しいと思う。原作モノの作品を作る際、それらの要素が存分に発揮されるだろうか?答えは言うまでもない。だから言わない。

既存の作品の焼き直しを作るのなんて全く面白くない。それでは決して満足できない。そう思うクリエイターがいて然るべきだ。オレは、そんな奴等の意地が見たい

オレが近い将来書くであろう「ちょっとした物語」がオリジナルティに溢れていなかったといしても、つまらなかったとしても、どうかご勘弁を。初めてなんだしさ。そもそも、自分にクリエイターの資質があるなんて思ってないしね。

皆様の作品が読み応えがあるものである事を半分くらい祈っております。

歩く人1

東京都民になってから、歩く機会が飛躍的に増えている。帰宅時、会社から日本橋まで歩くことも多いしね。

理由は簡単にして明快。徒歩によって感じる疲労度が東京と埼玉では全く違うから。ニコラス・ケイジとモト冬樹くらい違う。Keep The Faith発売当初のJON BON JOVIの魂のこもった歌と現在の彼の力ない歌くらい違う。

じゃあ何故、疲労度に差異が生まれるのか?それについては皆目分からない。逆に教えてもらいたいくらい。とにかく東京の街歩きは本当に疲れない

昨日、自宅で「みんなのケイバ」で2月Sのレース結果、すなわち自身の完敗、ほしのあきのそつない仕事ぶりを確認した後、買い物へ繰り出した。

目指すモノは無印良品に売っている。普段だったら最も近い池袋へ向かうのだが、昨日は気分を変えて他の場所に行こうという気になってしまった。検索をかけてみると、中野マルイ店というのがあった。

中野か。近いし、しばらく行ってないから行ってみるか。東西線で7分くらいで到着。

久しぶりの中野だが、以前来た時と変わらず良い感じだ。全体的に煩雑な感じがするのは否めないが、それは言い換えれば店の数が多いという事になる。生活必需品は駅前で全て揃える事ができそう。「住み易い」という評判しか聞いたことないし。引越し先の有力候補地かな。家賃安いし、新宿近いし、言う事なし。

そもそもオレは一人暮らしを始める時、住む場所は中野か浅草にする予定だったのである。だが、良い物件に巡りあえず断念せざるを得なかったという経緯がある。逃がした魚は大きい。

駅を背にし、南に向かう。そして、気付いてしまう。マルイがない事に。その時のオレの顔は、見事なまでに落胆という感情を示していたに違いない。裏目も裏目だ。浮いていた六筒を切った直後に七筒をツモった時のような感じ。無印良品を目指して、敢えて中野に来たのに、その店が入っていたビルそのものがないなんて

後に知ったが、丸井中野本店は、去る2007年8月26日に閉店していたのである。

とりあえず道の端っこで立ち止まるオレ。風が強い。冷たいよ。体だけじゃなく心まで冷やされるようだ。自然と、ため息をついていた。

さて、どうしようかな。このまま何もせずに戻るのだけは嫌だ。じゃあ逆方向にある中野ブロードウェイにでも寄って帰ろうか。いや、別にブロードウェイに来るためにここまで来た訳じゃないしな。

しばし脳を回転させるオレ。そして、どういう訳かこんな結論に到達してしまった。新宿まで歩けば良いんじゃないか。そうすれば無印良品に行けると。こりゃ名案だ。中野と新宿はそんなに遠くないから問題ない。

目の前にある大久保通りを東に向かって歩く。歩くのはそんなに辛くない。ここは東京中野区中野だ。やっぱり埼玉とは違う。敵は疲労ではなく風だった。強すぎる。もうね、ひたすらに寒い。ポケットから手を出す気になれない。

耳から聞こえてくる曲は長渕剛の「俺らの家まで」。この状況に似つかわしくない音楽にちょっとウンザリ。同じ長渕剛なら「ろくなもんじゃねえ」辺りが良かった。明るいメロディーに乗せて、「機嫌直して」と言われてもなあ。「来いよ、来いよ」とは言えない。

「堀越学園」というバス亭を通過。芸能人御用達の学校。多くの有名人の母校。その昔サッカーが強かった。全国高校サッカー、序盤戦にて埼玉代表武南高校にアッサリ負けていたという印象だけどね。こんな場所にあるのかと妙に感動した。

バス停の側には、マイナーなファミレス「和食さと」があった。駐輪場には自転車が散乱している。オレは、設置されている自転車の群れの中にある、古めかしくて汚い銀色のそれを見て、ある事を思いついてしまった。悪魔の囁きというには大袈裟過ぎるが、それは簡単に許される事ではない。さて、どーしよう。

つづく。

7戦目

初の重賞勝利がGⅠ。さすが天才武豊だね。

ヴァーミリアンがこれほど強いとは思わなかった。あんなに完璧な走りをされたら参ってしまう。強い馬が能力を遺憾なく発揮して強い勝ち方をする。これも競馬の醍醐味だと思う。負けても諦めがつき、スッキリする。恐れ入りました。ドバイでも是非頑張って良い結果を残して下さい。

さて、オレの愚かしい買い目を振り返ってみる。

本命は岩田のワイルドワンダー。ベストは1400mだと思うが、1ハロン程度の延長なら対応できるだろうと思っていた。東京の適正もあったし、連には絡めると踏んでいた。関東馬にも頑張って欲しいという思いも少なからずあった。

対抗は龍炎。大和スカーレット回避によっての出走確定、アンカツ獲得とレース前から恐るべき強運を見せつけた。オレはその運に賭けてみたくなったのである。東京ダートのマイルの成績も[2101]と底を見せていなかったので、十分勝負になると思った。

単穴はロングプライド。完全に騎手買い。2月Sのペリエの成績で。得意なんてもんじゃない。やってくれるんじゃねーかという期待をこめて。

連下筆頭はフィールドルージュ。同条件の武蔵野Sで4着だったのが、どうしても気になった。当時は、「まだ本格化していなかった」という陣営並びに予想家の言葉も後付けに過ぎないのではないかと。オレは普通に東京ダートを苦手にしてると捉えた。そうであっても能力上位は疑い様がないので、連下までという評価に落ち着いた。よって期待はさほどしていなかった。あくまで押さえ。

ヴァーミリアンは距離不足、2年振りのマイル、ローテーションの微妙なズレという不安要素を抱えていたため切った。ええ、アホです。

以上、本命から馬連で流しました。あと龍炎の単勝も少々買っていた。

完敗だ。買った馬は連にすら絡まなかった。勝てる気がしない。kcさんの連敗も依然継続中。脳裏に、とある歌が流れた。

せつない せつない
どうすれば良いのだろう?
せつない せつない
どうすれば良いのか分からない


今気付いたが、1度も勝たないで春を迎える事になってしまったのか。終始、ちぐはぐな感じだったなあ。来月は熱いレースが多い。弥生賞、阪神大賞典、高松宮記念などなど。何とかしたいね。

冬競馬
懐までも
寒くなり

PV

作品が多くの人の目、耳に触れる事は非常に意味がある。微力ながら私目も力になりたいと思います。駄文の読者様に少しばかり宣伝を。

youtubeに先日、撮影したPVの完成版がアップされました。「oboro nirvana」で検索して頂ければ、必ず辿り着けます。撮影したのは、間違いなく、確実に、誰が何と言おうとオレです。リンク先の「朧 -oboro」サイト内でも閲覧可なので、興味のある方はそちらもどーぞ。

さて、56分後には2月Sの発走が待っている。どーか当たりますように。神様、ペリエ様。

そう言えば「みんなのケイバ」を見るの初めてだ。こちらも色んな意味で楽しみ。

決断とは自分の選択を信じる事

土曜の朝は東京FMを聞いている。洋邦ともに、良い曲がかかります。現在は熊田曜子「風をあつめて」。

株をやろうと言い続けながらも、結局、証券口座に1円も入金してないオレ。先日、新聞の株価のページに見ていたら、とても悔しい事実にぶち当たってしまった。

オレが一昨年の冬に株をやり始めるに当たって、最初に買おうと思っていた銘柄(某一部上場食品関連企業)の株価が当時の1.7~1.8倍になっているじゃないか。

つまり、50万円分買って寝かせていたら、純利で35万にはなっていたという事だ。その程度の金なら、金利が超低いセブン銀行でずっと眠っていたよ。

やると決めた事はすぐにやらないと、こういう事になってしまうんでしょうね。

何かをやる時にオレは頭で色々な事を考えてしまう嫌いがある。それが良い結果をもたらす事もあるとは思うが、思い立ったが吉日でも悪くないのかも知れない。

一人暮らしを決めたのは、衝動的かつ突発的だったが、これは多分正解だったしね。家回りの事が何一つできなかったオレが、一応独力で生活している。微々たるものかも知れないけど、それでも確実に人間的成長をしたと思う。

今年は、料理を勉強したいと思っている。今のところはだけどね。

さ、味噌汁飲んで、掃除でもしよう。

銀行開店5分後

今日は有給休暇。

ついに、みずほ銀行へ行く機会が訪れた。このチャンスを逃す手はない。

速攻で済ますために、朝一銀行へ行った。混雑して時間が掛かってしまうのが嫌だったので。どのみち長時間眠っていられない体になってしまっているので、朝が早いのは問題ない。

早稲田通りを受験生達と一緒に歩く。そう言えば受験シーズン真っ只中だった。そんな事は一切意識しなくなってる。学生時代が昔という感じになってきてるもんな。春には、毎日この駅を利用できるように頑張って欲しいね。

ここで思い出話。

大学の合格発表の日、オレは混雑を嫌い午後遅めに大学に着くように家を出た。試験の手応えは微妙だったので、オレは、この道を歩くのを、これで終わりにはしたくないと天に、自分の名付け親に祈りながら、早稲田通りを歩いていたのである。頭の中では、電車の中で、何度も確認した受験番号が何周も回っていた。嗚呼、懐かしい。この日の事を久しぶりに思い出した。

9時5分、みずほ銀行早稲田支店に到着。オレ以外の客の姿は見当たらない。すぐさま案内役のおばさん行員に声を掛けられる。

行員「今日はどういったご用件でしょうか?」
tks「通帳の紛失届・通帳の再発行依頼書等の提出をしたいんですが」
行員「ご記入はお済ですか?」
店で書くとなったら相当大変だ。もちろん記入済み。この手の書類は仕事柄慣れている。

行員「そうですね。記入については問題ないですね。え~と、キャッシュカードなんですが、みずほマイレージクラブに入会して頂くと様々な特典がございますが、どう致しましょうか?」

普段のオレなら「普通ので結構です」と軽く流すところなのだが、今日は時間が有り余ってるので、じっくり話を聞いてみようという気になった。さあ説明しなされ。

話を聞いてみて、クラブに入会して損をする事はないという事がよく分かった。年会費無料で入る分には一切のお金が掛からない。果たして入らない人間がいるのだろうか?特典を書いてみよう。

①ATM時間外手数料が無料。
コンビニATMも可。セブン銀行と提携。何よりもセブンとの提携がデカイね。

②みずほ銀行本支店宛の振込手数料が無料。他行宛の振込手数料も105円割引。
素晴らしい。

③カード発行手数料が無料。
新規・切替・再発行の時だって。これはどーでも良いな。

④1年間通算で損害金を100万円まで補償
ありがたや。

もちろんタダでサービスが受けられる訳ではない。銀行側が提示する条件を満たさなければならない。

その中に断トツで甘い条件があった。みずほマイレージクラブカードでのお買い物。これは金額の多寡は問われない。月に1度クレジット決済を行えば良いだけである。もちろん、この条件を満たすためには、クレジットカード機能付のキャッシュカードを作らなければならないのだが。

このクレジットカードも種類が豊富だった。オレが選んだのは、Edyカード一体型のモノ。今使っているEdyカードも不要になるという事だ。このカードは、もはやキャッシュカードじゃないね。携帯電話が多機能になり過ぎて、もはや電話と呼べる代物じゃなくなってるのと同じだな。

ちなみにANAのマイレージのマイルも溜まる機能もついていた。飛行機には乗らないので、こちらはオレにとって影響が薄い

クレジットカード機能付カードの申し込みに当たり、住所、氏名、生年月日はもちろん、会社の所在地、資本金、従業員数、所属部署(課まで)、既婚未婚、世帯年収まで書かなければならなくなってしまった。

これらの情報が全て揃えば、全世界規模で見ても、オレという人間を特定できてしまう。オレ、完全丸裸。情報の取扱いには十分注意して頂きたいものです。とりわけwinnyにはお気をつけを。

結局、全て終了し、預金通帳を受け取ったのは9時45分。この手の事務処理には、予想以上の時間を食われちまうね。オレ以外に客がいたらと思うとゾッとする。昼休みを利用して、これをやろうと目論んでいた自分の甘さを知る事となった。銀行の混雑状況から考えても、昼休みの60分じゃとても足りなかっただろう。

その後は、当てもなく東西線千葉方面行きに飛び乗り、街へ繰り出しました。

釣銭出てこない人生

本日、早稲田駅に到着し、財布を見て気付いた。札がただの1枚も入っていない事に。これではいくら何でも心許無い。オレは現金を引き出さすために、そのまま自宅の裏にあるセブンイレブンに向かった。

自動ドアをくぐり抜けると、右手にスポーツ新聞が入っているラックがある。真っ先に目が行ったのは、もちろん夕刊フジ。残りは1部のみ。そう思うと同時に、手が伸びていた

夕刊紙を小脇に抱え込み、オレは入り口とは丁度対角線上にあるATMへ向かって、大股で歩いた。

現金を引き出す。ATMから吐き出された明細に目を落とす。残高が順調に減っている事が分かった。今月はかなり浪費したからねえ。スノボ行ったし、結構モノも買ったし。

様々な場面で、結婚するまでに500万以上は貯金しておくのがベターという話を聞いた事があるが、簡単に言うなうよという感じだね。ちなみに、女性でも300万くらいは必要との事。

でも、300万も貯金している女性がそうそういるとは思えない。女性は貪欲なまでに洋服、アクセサリー、バッグなどの小物類を欲しがりますからね。貯金できている女性は本当にエライと思う。ただ、美味いものを食べず、旅行もせず、ダサイ格好して金だけ余っている女性がいても決して魅力を感じないけどね。

話が本筋から、どんどん逸れていく。

今日は、初めから99shopで買い物をすると決めていたので、オレはそのままレジへ向かう。

バイト店員(男)「このままでいいですか?」
見たことのない顔だ。そして、動きが何だかぎこちない。コイツ、新入りに違いねーな。隣にいる女性店員はお馴染みの人。彼女の元気の良い「いらっしゃいませ」、「ありがとうございました」という声は結構好き。

「このままでいいですよ」
「120円になります」
彼の言葉を聞く前に、オレは財布を確認していた。なんと、小銭は119円しかないではないか。惜しい!心の中で叫ぶ。1,000円を出す。

「1,000円お預かりします。880円のお返しです」
お釣りを受け取り、店を出たオレは99shopへ向かった。

99shopでは、ミックスもやし、チキンカツ、パックの麦ご飯2つを購入。レジにて店員(女。知ってる顔ですね)から伝えられた金額は、449円。

ここで99shopなのに何故と思った方がいたら、その人はとても細かい人だと思います。99shopはその名の通り、取り扱っている商品の大多数が99円(税抜)の店。税込では104円。つまり4品買えば、基本的には416円となるからだ。

449円となった理由は何か。チキンカツは99shopの商品とは無関係の惣菜で、値段が137円だから。このチキンカツかなり美味いので、よく買いますね。完全に蛇足だった。

オレは500円玉で払う積もりで財布の中身を確認した。その刹那、驚愕。財布の中に500円玉がないではないか。おかしい、絶対におかしい。さっきの釣銭で880円貰ってる筈じゃねーか。何故?

無いものは無いので、とりあえず小銭で払う。さっき残っていた119円がここで活きた。丁度のお支払いでございます。

ここで脇道へ。ピッタリ出した時に、「○○円のお預かりです」と言われるのが嫌だ。それ、間違っているじゃん。「預かり」は、「返却」と対になってるんだぜ。丁度の時には、預かるという言葉が使えないって事です。丁度の時は、「頂きます」が正しいのではないだろうか。イマイチ自信ないけど。

99shopを出ながら、じっくりと財布の中身を確認してみる。小銭の残金は、50円玉1枚。しばし脳内で計算をかける。さっきの釣銭が880円じゃなく380円だったって事じゃねーか。

オレは、その足でセブンイレブンに舞い戻った。店内には、顔を赤らめ大声で話をする大学生らしきグループがいた。みな、一様にテンションが高い

男(ヒゲ)「ツマミ、これじゃ足りなくねー」
女(セルフレームのメガネ)「これくらいで足りるよ~」

コイツ等、マジでうるせー。彼等は人生で最も楽な時期を生きているので、大目に見てやるかという余裕をかますような状況じゃなかった。

幸いにも、新入り君は同じレジにいた。

tks「すいません。先程夕刊フジを買った者ですが」
新入り「はい」
彼の顔には、「え?何?」と書いてある。構わず続ける

tks「お釣りが880円の筈なのに、380円しか渡されてないんですが。その時に言えば良かったんですが、買い物をして支払いの時に気付いたもので」

これはクレームじゃない。当然の権利を主張したまでである。

言葉を失う新入り。オドオドしている。この状況を打破する程の経験がないのは明白だ。こんな態度をされると、オレも参ってしまう。まるで自分が悪い事をしているような気になってしまうからだ。オレは優しいんです。

そこに、新入りにとっての救いの神が現れる。オレにとってもであるが。30代前半くらいの店員だ。

新入りは簡潔な言葉で彼に事情を説明した。

救いの神「ただ今、確認致しますので少々お待ち下さい」
と言うや否や、レジの小銭を小銭数え機(正式名称不明。数字が書いてあるコインケース、瞬時に枚数が分かるスグレモノ。金庫残高を確認する時に重宝する)に入れていく。その動きは正確かつ俊敏。風が語りかけます。早い、早すぎる。

オレは黙って、彼の芸術的な手さばきを見ていた。全ての小銭の枚数が分かったところで、彼は後から電卓を持ってきた。

仕事柄、どうしても電卓はチェックしてしまう。CASIO製、オレが普段使っているモノより二回りくらい大きい。かなりの上物ですぜ。CASIOである点に親近感を抱いた。電卓は絶対にCASIOが1番使い易いと思う。

彼が電卓を叩き始めた。こちらは、さっきの動きが嘘と思えるくらい緩慢。その上、計算ミスもする始末。ダメだねえ。

顔を上げると、救いの神の横で、事の成り行きを固唾を呑んで見守っている新入りが目に飛び込んできた。実に不安そうな顔をしている。

退屈になったので、おでんに目を移した。さすがにセブンのおでん、美味そうだなあなどと思っている時、彼に声を掛けられた。

救いの神「誤差が出ておりますので、やはりこちらが500円をお渡しするのを忘れてしまったようです。申し訳ございませんでした」

『誤差』と言われた瞬間、オレは電卓の数字を覗き見た。3,989円。誤差の範囲を大きく逸脱してるだろ。

500円を手に入れることができたが、この後、救いの神に、こっぴどく怒られるであろう新入りの事を思うと、ちょっとだけ胸が痛む。オレが釣銭受け渡しの時に気付いていれば、救いの神にバレなくて済んだ訳だから。そうであったとしても、オレを恨むのは筋違いだけどね。彼のミスに違いないんだから。

傍らにいた新入りはオレに謝罪をしなかった。救いの神が頭を下げてるのに。ダメだねえ。これは釣銭をミスるより重大なミスだぜ。

tks「ありがとうございます。こちらこそ、お手数おかけして申し訳ありませんでした」
真の感情とは、かけ離れた台詞を吐いて店を辞した。

店を出る直前、女性店員に「ありがとうございました」と言われた。いつもと変わらぬ元気な声だ。やっぱり彼女の声は心地良い。その声で、凹んでいる新入りを慰めてやって欲しい。先程とは違い、心からそう思った。

CMの携帯の振動音に何度も騙される

DoCoMoのCMです。

「高校生になるってドキドキする。色んな事が待ってる気がするから」という台詞、画面右下には白い字で、『はじまりの、そばに。』というコピーが出てるアレです。

振動音に反応して、反射的に自分の携帯を見てしまう。正に条件反射だ。

条件反射とは、一定の訓練や経験によって後天的につくられた反射のこと。無条件反射(単に反射とも言う。熱いモノに手を触れたら即座に引っ込めるっていう例のやつね)に対する言葉(cf. 大辞林 第2版)と書いてある。パブロフの犬が有名。

パブロフの犬の話を知らない人は是非ともググッて下さい。ちょっと恐いです。

条件反射で、思い出す事がある。

前後の流れは全く覚えていないが、路上を歩いている峰竜太に、背後から突然アッコにおまかせのCMに入る直前に流れる曲を大音量で再生するという企画があった。多分、何かのドッキリだろう。その番組は当然「アッコにおまかせ」。

驚いたのは、その時の峰竜太の行動。峰はカメラが回ってない状態で、しかも路上であるにも関わらず、早口で、結構声を張って「CMの後もまだまだ続きます!」と言ってしまったのである。直後の峰の恥ずかしそうな表情は限りなく「素」であるように思えたので、ヤラセではなかったように思う。

もう1つ。条件反射で思い出した。フジテレビの「A女E女」。2クールであっさり終了したが、オレはこの番組が結構好きだった。怪しい催眠術師松岡の催眠をかけられた売れないタレントやAV女優がメインの出演者。嗚呼、そう言えば、小野今日子さんも出ておられましたね。裏番組はテレ東のあの「ギルガメッシュナイト」。

松岡の催眠の基本パターンは「あなたは音を聞くと感じ出す」。これ以上の説明は何卒ご勘弁を。

稲川淳二の話が恐いのもこの反応の効果が働いているような気がする。イナジュンのあの顔を見た段階で、既に体の、脳の奥底から恐怖が湧いて出てきてるんじゃないかな。その上で、あの芸術的な語り口で話をされるんだから、それはもう恐くなるに決まっている。

実際、一定の訓練、経験によって後天的に反射が作れちまうんですよ。よく考えると、こんなに恐ろしい事はない。

書きたかった事は、条件反射についてではなかったのだが、形になってしまったのでここで筆を置く事にする。

調味料は船にも勝る

「朧」のPV撮影に付き合った日、つまりは昨日、家の近所の99shopで調味料を買った。

これまでオレは、味覇(ウェイパー)、醤油、塩、コショウの4つの調味料しか使用していなかった。特に味覇は早稲田の竹澤を超えるスーパーエースである。これを入れれば、どんな料理もたちどころに本格的中華風の味となる。言うなれば黄色い魔法の粉ですよ。

これを入れておけば絶対に不味くならない。そういう意味では鉄壁の守備を誇るジャンルイジ・ブッフォンに近いか。一人暮らしを始めた頃、ひょんな事からmishさんにその存在を教えてもらったのだが、味覇を知る事ができて本当に良かった。その節は誠に謝謝(シェイシェイ)。

それを入れた料理を食えば、奴の能力が分かってもらえる筈。ちなみに、かなり値は張ります。

違う、違うぞ。オレは何も味覇について熱く語りたい訳じゃない。

PV撮影後の帰り道、loostAが「醤油みりんは、キャベツ炒めにマッチする。味に深みが出る。オリーブオイルは云々」と言ってるのを聞き、調味料を買ってみようかなと思い立ったのである。

買ったのは、ソース、ケチャップ、みりんの3種。312円也。

早速、帰宅後みりんと醤油を使って野菜炒めを作ってみたのだが、これが非常に美味い。その味を敢えて表現するなら、深みがあるという感じですかね。

みりんの甘さ、まろやかさは以前から家にあった調味料では生み出すことができないものなので、実に新鮮だった。何故、もっと早くこの半透明黄色の液体を買わなかったのかと思う。そんな自分を少しだけ悔いた。

本日は、チキンカツにケチャップをかけて食べてみた。これまで9ヶ月半、ずっと醤油で食べていたので、全く違う味になっていた。同じモノでも調味料によって、大きく変わってしまうんですね。

『素材を活かすも殺すも、調味料の質と量次第』という浅はかだが、おそらくそれなりに的を射ているであろう格言を今ここに記す。調味料の世界は奥が深い。

タイトルは、もちろんドラクエ3からです。分かる人には分かる。あれは調味料の凄さを思い知った原体験だね。

知らない人にちょっと説明。ポルトガ(世界地図上でポルトガルに位置する国)の王様が、魔王バラモス討伐の目的で旅をしている勇者様御一行に黒胡椒を持って来て欲しいと依頼する。その褒美として船をくれるというのだ。

黒胡椒と船の物々交換が成立。黒胡椒スゲー。黒胡椒を前に狂喜乱舞する王様の姿は、小学生のオレにとってかなり衝撃的だった。私の記憶が確かならば、我を忘れた王様に代わって船をくれたのは大臣さんでしたから。歴史の知識など無かったので、とにかく不思議でならなかった。

その後、テドンに行き着き、地獄の鎧、シャーマンに殺されそうになったのは別の話。

次は砂糖だな。ではまた。

日曜はTBSばかり

テレビは余り見ないと何度も書いているが、日曜に自宅にいる時は基本的にずっとテレビはつけている。

流れはこんな感じ。

①がっちりマンデー(TBS)
起床時間が早い時のみ。7時30分に間違って起きてしまった時はこれを見る。加藤浩次の回しに感心する事が多い。社長の地位まで登り詰める人は、やっぱりどこか違うと思わせてくれる番組。

②サンデーモーニング(TBS)
スポーツ情報が豊富なのが良い。マイナースポーツも映像付きでやってくれる数少ない番組。大沢、張元の自由奔放かつ利己的な発言もオレは嫌いじゃない。一般的なニュースも掘り下げる。コメンテーター陣もなかなかに重厚だし。シリアスとエンターテインメントのバランスが丁度良いね。日テレの「THE・サンデー」はとにかく軽い。その上で、スポーツ、とりわけ巨人に偏り過ぎ。フジの「報道2001」は重い。政治に傾倒し過ぎてて、こちらは見てると疲れてくる。

③サンデージャポン(TBS)
大好き。レギュラー陣、サンジャポジャーナリスト、番組がフューチャーする人々、全てのキャラが濃い

④アッコにおまかせ(TBS)
習慣視聴だな。1週刊の芸能ニュースはこれを見れば大体把握できる。扱う内容はサンジャポとモロかぶり。クイズ系のコーナーも昼飯を食べながら見るのに良い感じ。

⑤噂の!東京マガジン(TBS)
小島奈津子が出ておりますね。中吊り大賞、噂の現場の両コーナーは昔から変わる事がない安定銘柄。

14時~15時は見ていない。

⑥みんなのケイバ(フジ)
家にいたらこれを見る。ただ現在のところ、未見

昼の部はここまで。

その後ゴールデンは内容によって選択。

⑦おしゃれイズム(日テレ)
消去法でこれになる。フジの「新報道プレミアA」はイマイチ見る気がおきない。

⑧ブラックバラエティ(日テレ)
シュールな雰囲気が好きです。

⑨ガキの使いやあらへんで(日テレ)、情熱大陸(TBS)
ガキの企画によっては情熱大陸。最近はこっちの方がメインになっているかも。ガキとは違う面白さがある。ある道で真摯に、懸命に生きている人の姿を見ると、何となく労働意欲が湧き上がってくる(ような気がする)。フューチャーされている人が異常にカッコ良く見える。この番組への出演は、すなわち一流の証と言っても言い過ぎじゃないと思う。

⑩世界遺産(TBS)
良い番組だ。普通に感動できる。純粋にその場所に行きたくなってしまうね。

⑪Get-Sports(テレ朝)
本格派スポーツドキュメンタリー。アスリートが胸に抱いている思いは果てしなく深い。それを浮き彫りにする番組。スポーツ好きのオレにとっては面白くてしょうがない番組。

日曜はTBSばっかりだな。

6戦目

荒れました。そして、散りました。

今回は初めから武豊と心中すると決めていた。武豊は今年に入ってから未だ重賞を獲っていない。いい加減やってくれるだろうと思っていた。軸はブラックシェル。

相手は人気どころに手広く流し、実利よりとにかく勝利を得るという買い方を貫いた。期待した順に挙げてみる。

対抗は岩田のダイシンプラン。新馬戦の上がりのタイムが33.4秒である点に魅かれた。この脚が爆発すれば十分勝機がある筈だと踏んでいた。

京都で2戦2勝のアルカザン。何だかコース適正というステータスを軽視できなくなっている。そこまで馬の能力を信じていた訳じゃない。

スマイルジャック。全て3着以内の安定感に注目。負けている馬はいずれも好成績を残しているのも心強かった。

ヤマニンキングリー。黄菊賞で2歳女王トールポピーを差し切っているから。過去の戦績見ても、オープン以上では結果が残せていないので正直キツイとは思っていた。

ナムラクレセント。小倉で圧勝。その勢いに賭けてみた。

馬連で以上5頭に流した。軸が入らず、またもや完敗。

やはり新聞には答えが書いてあった。夕刊フジ、最近好調の漆山が◎虹ペガサス、△スマイルジャック、○ヤマニンキングリー。3連単も有りそうな予想をしていた。

交際費
削ってまでも
馬券買い

セピア色の夢

1週間の労働の日々が終わった。4日勤務だったのに、結構長く感じた。

昨夜なのか今朝なのか判然としないが、とにかく夢を見た。理由は分からないが、オレは滅多に夢を見ない。夢を見た―正確に言えば、起床して夢の内容を記憶している状態―は随分と久しぶりだ。


青々とした芝生の土手。その土手に一人の男が座っていた。オレはその男の方に向かって、歩いていく。男の姿が徐々に大きくなり、顔がおぼろげながらではあるが見えてきた。歳の頃はオレと同じくらいだ。

そして、気付いた。その男は高校時代の同級生だった。同じ水泳部に所属し、毎日同じ電車で学校に行き、クラスが違ったのに共に昼飯を食べた仲だ。シーズンオフ時は、部活以上に懸命にサッカーに勤しみ汗を流した。それが高じて、フットサル同好会を立ち上げようと本気で議論した事もあった。結局、それは実現しなかったけど。

彼もオレも本当にサッカーが好きだった。1、2年次、2年連続で台風に見舞われ、まともに行われなかった文化祭、3年次にようやく晴れ(曇りだったかも知れない)の文化祭を迎えたが、レベルはさて置き、訪ねて来る女子高生には目もくれず、日中ハンドボールコートでサッカーをやっていた。

何度となく徹夜で麻雀卓を囲んだ。彼の家にも遊びに行った。思い出は尽きない。その彼が目の前にいる。

不思議な光景だ。だが、夢の中ではそれを感じられないし、感じる暇もない。物語は勝手に進行してしまうのだ。

オレは躊躇する事無く、彼の隣に座った。そして、声を掛けた。高校時代と全く同じように。

「おす」
「おす。久しぶり」
夢の中でも2人が出会うのは随分と久しぶりらしい事が分かった。

「しかし、オレ達、本当に疎遠になっちまったよなあ。JT(オレの母校の通称)時代は、毎日つるんでたのに。最後に会ったのいつだっけ?それさえも分からねえや」

疎遠になったのは間違いない。彼は現役で地方の大学に合格し、卒業後その土地に行ってしまった。一方、オレは全ての大学に落ちて、予定通りの浪人、家から自転車で10分の予備校に通う生活。そんなに簡単に会える状態じゃなかった。

卒業する時点では、お互いに携帯電話も持っておらず、E-maiのアドレスについては言及までもない。オレに至っては、インターネットに接続した事すらない状態で、E-mailの意味も全く理解できていなかった。まあ、それらがあったとしても関係が続いていたか怪しいが。

雲一つない晴天だ。初夏のような陽射しが実に心地良い。辺りに人の気配はない。見渡す限りの芝生にオレ達2人だけである。

「tksは今、何やってんの?」
オレは簡潔に近況を説明した。彼はゆっくりと頷きながら話を聞いている。

「そうか。経理とは意外だな。似合わない、全然違う気がする。でも数学得意だったから、悪くないかもな」
オレも彼に同様の質問をぶつけてみた。もちろん夢の中なので、オレの意志とは無関係に口が動いている。

「オレは営業やってるよ。向こうで?いやいや就職と同時にこっちに戻ってきたよ。ご他聞に漏れず、売上目標があって毎日ホントにキツイよ」
仕事が大変だと言いながらも、彼は穏やかな笑みを浮かべている。楽しそうにすら見える。でもそれは、久しぶりにかつての友人と話しているからなのかも知れない。

「あの頃は、先の事なんて一切考えてなかったよな。将来と言っても、せいぜいどの大学に行くか。その程度。それが考えられる最も先の話だった。とりあえず、大学行ってから考えようと。目標の大学に行きさえすれば、人生はある程度、上手く流れる。程度の差はあったけど、オレもtksも、いやJTの同級生みんながそんな風に考えていたようなところがあったような気がする。でもさ、現実はそんなに甘くないんだよね。実際に働いてみて分かったんだけど、楽な仕事なんてないんだよ、多分」
彼はずっと笑顔を崩さない。夢の中の彼はよく喋った。

「10年前の自分に、この事を伝えたいような気がするし、伝えなくないような気もする。言ったところで、何言ってんのコイツとか言われそう。オレじゃなくて10年前のtksに」

オレに?同じ台詞を今のお前に返したいよ。そんな事を思った瞬間、大音量の電子音が鳴り響いた。

オレは無意識に右手を伸ばし、テーブルにある携帯を掴んだ。続けて、アラームを解除するボタンを押す。一気に現実世界に引き戻された

まだまだ話したい事はたくさんあったのに。終わってしまった事が残念でならなかった。できることなら夢の余韻に浸っていたい。だが、忙しい朝にそんな時間が有る筈もない。

オレはベッドの上でふーっと息を吐き出した。そして、朝日をほぼ完璧に遮断する遮光カーテンを勢いよく開ける。窓の向こうには、冬の澄み切った青空が覗いた。

この先の人生、実際に彼と会う事はないと思う。オレと彼の人生は僅かな期間ではあるが交差し、その後道を分かち、互いにまた異なった旅路を歩んでいる。彼もこの同じ空の下、きっとどこかで頑張っている事だろう。

今日はいつもより頑張れる。そんな気がした。

種蒔き

オレは、懸賞に応募したという経験が余りない。

ほぼ毎日愛読している夕刊フジには、答えを記入してハガキを送ると抽選でお金が当たるクロスワードパズルがある。何故だか、急にそれに応募してみようかなと思ってしまった。

深夜だが、セブンイレブンでハガキを買ってきた。今から必要事項を記入しよう。

当選した暁には、『ちょっとした思いつきが人生を豊かにする』というタイトルで駄文を書く事をここに宣言しますよ。

読破

本日、会社帰りに行きつけの満喫に立ち寄り、「天」を読破した。

東西戦終了後、赤木しげるが再登場し、そこから予想だにしない展開となった。もはやこの後は麻雀漫画ではない。ジャンルを敢えて決めるなら「ヒューマン」になるだろうか。

東西戦で鎬(しのぎ)を削った面々が、赤木との最終面談に臨む。彼等は様々な手を尽くし、何とかして赤木を翻意させようとする。ここで交わされる会話中には、福本伸行節とも言える名台詞が乱発される。熱い、とにかく熱い。どことなく「黒沢」風である。

赤木が最初の面談者である金光和尚に言った言葉を挙げてみる。他にもたくさんあったのだが、余りに赤木らしからぬ言葉に驚いたので。

冷たい奴ってのはいつだって傍観者
あんたは温かい男さ

最終面談では、真に生きるとはどういう事か?そんな壮大なテーマが存分に語られている。原田、ひろゆき、天の3編が秀逸だった。

いいじゃないか三流で
熱い三流なら上等よ
まるで構わない 構わない話だ
だから恐れるな


良い漫画だったなあ。福本伸行は間違いなく凄い漫画家なのだが、恐ろしくヒットゾーンが狭い。万人に受けるなんて事は有り得ない。しかし、面白いと感じる人にとってはおそらく最強。

アカギを読んだ事がある人は読んで損はないと思いますよ。多分。

程よく適当に

先日久しぶりにCDを作成した。

頼まれたのは、たったの1曲だったのだが、それだけ入れるのもCD-Rがもったいないし、面白くもないので、肩肘張らずに、緩目に好きな曲を選んでみた。mp3形式のファイルをを詰め込んだデータCDではなく、いわゆるオーディオCDです。

依頼者には、そこそこ喜ばれたので、依頼された曲を除いてCDのラインナップでも晒してみたいと思います。曲順は目を瞑って決めたので、アーティスト名のアルファベット順で。


・AEROSMITH/ANGEL
大好きだ。演者が嫌いと言おうが構わない。AEROらしからぬ曲という点では、I Don't Miss A Thingと変わらないが、こちらの方が上。ジャンルという垣根を無意味にする名曲。

・Back Street Boys/I Want It That Way
アイドルグループだからと言って馬鹿にする事はできない。アメリカのアイドルの歌う力は日本のそれとは比べ物にならないね。アメリカのSMAPというキャッチフレーズに対しては怒りを禁じえない。良い曲です。

・Ben Jelen/Come On
男性ボーカル、ピアノ、バラード。冬にピッタリの曲。この手のバラードは当たり外れが大きいのだが、これはオレにとって当たり。サビメロいいねえ。

・CHICAGO/Hard To Say I'm Sorry
The AORと言っても良いのでは。嗚呼、80年代の香り。音楽的には本当に良い時代だった。

・Christina Aguilera/Reflection
名バラードにしてディズニー映画の主題歌。彼女の圧倒的な歌唱力が映える曲。

・The Corrs/Breathless
ノエビア化粧品のCMソング(だったような気がする)。アイルランドらしい良質なポップ。洋楽らしい洋楽。日本人が歌っている様で歌っていない。

・DREAM STATE/Change
ピアノなのにエモという変わったバンド。ピアノって本当に素晴らしい楽器だなあと実感する。切ないメロディーが心に染み渡る。マイナーだが、初めて聴いて瞬間からファンになった。

・EAGLES/Desperado
説明不要でしょう。部屋で1人聴いていると、ウイスキーのロックをあおりたくなってしまいます。

・Evan And Jalon/Crazy For That Girl
双子のデュオ。福山雅治の「虹」の原曲。サビがそのまんま。双子だからなのか、ハモが非常に美しい。思わずパクってしまった気持ちもよく分かる。それだけ優れた曲。

・John Lennon/Imagine
超名曲。やっぱ歌唱力はねえなあ。

・KT Tunstall/Suddenly I See
彼女のちょいとハスキーな声が好きです。昨年発売された2ndも実は欲しいと思っている。ギターを本格的にプレーしながら歌う女性ボーカリストはカッコイイと思う。

・Mamas And The Papas/California Dreaming
これもウイスキーのロックがちらつく曲だ。楽器の演奏は面白味に欠けるが、それを補って余りあるものがある。

・Mariah Carey/All I Want For Christmas
オレにとってのNo.1クリスマスソング。曲の存在を知ったのは山口智子主演ドラマ「29歳のクリスマス」だった。オレにとっては次のクリスマス。歳を重ねたなあ。あの頃の未来に立っておりますね。

・Maroon5/This Love
文句なくカッコイイ曲。しかし歌が上手い。滑らかで伸びがある声。素晴らしいとしか言い様がない。2ndの駄目っぷりが残念でならない。

・Michelle Branch/Breathe
デビュー以来のファン。オレはこの人の存在が、日本におけるAvrillの大ヒットを導いたと信じている。アコースティックギターをメインに据えた聴き易過ぎるポップ。Michelleの歌はそれほどでもないのだが、なんか響く。

・MR.BIG/Nothing But Love
ちょっと仰々しいバラード。おそらくBilly(bass)は退屈でしょうがない曲でしょう。Ericの歌声は久しぶりだったがやっぱり良いとしか思えない。

・Norah Jones/What am I to you
Norahの中で最も好きな曲。この人の歌声には癒される。包容力のある声とでも言えば良いのかな。高音でも余裕たっぷりな感じが良い。湯船の中で聴きたい曲だ。

・Sixpence None The Richer/Kiss Me
解散が惜しまれるバンドだ。Leigh Nashの歌声は可愛らしくて魅力的。女性受けしそうな曲。パンチはないが、メロは最高。

・sweetbox/Everythings Gonna Be Alright
バッハの「G線上のマリア」をモチーフにした曲。有名過ぎる。日本でも売れに売れた。ラップ嫌いのオレが聴ける数少ないラップのうちの1つ。

・Vanessa Carlton/A Thousand Miles
ピアノって本当に素晴らしい楽器だなあと実感する。さっきと全く同じ事を言いたくなってしまう。抑揚の少ない曲なのだが、何故だか好きで好きでしょうがない。そんな曲ってありません?

広末涼子を連想しちまう

東野圭吾/秘密★★★☆☆
映画化された作品。事故死した妻の魂が、娘に宿る。体は娘、心は妻。その時夫は何を思い、どう生きるのか。簡単に言えばそんな話。

意識と肉体が乖離するという物語は世の中に数多ありますが、大抵は、その事実が薄っぺらいファンタジーでしかなく、その様子が極めてユーモラスに描かれている。

だが、この小説は一線を画する。精神と肉体が入れ替わった人と、その人と深い関係にある人が味わう不可避的な苦悩、葛藤がこれでもかと描かれている。しかし、これこそがこの手の物語の本質なのではないかと思う。

そのため読後感は、とてつもなく重い。悲しいというより辛いのである。

夫である平介が余りにも救われない。もちろん、彼自身が選んだ道ではあるのだが、そうだとしても彼が真相を知る必要はなかったと思う。そのまま何も知らずに、年老いて死ぬ方がよっぽど幸福だったに違いない。ちょいと残酷すぎるぜ、東野さん。そうしたからこそ、あのラストが生まれたんですけどね。

この小説の特徴は、語り手が専ら平介であるという点である。妻直子の心情は一切描かれる事はない。読者は直子の胸の内を想像するしかないのである。女性からの支持が熱い理由もここにあるように思う。

女性達は、本を読み進めながら、一方で自らの思考で行間を満たしていく。そうする事によって、直子と共に葛藤し、彼女に降りかかる諸問題に思考を巡らせる。物語が佳境に入る頃には、直子とほぼ一体となっているに違いない。そして、「涙が止まらなかった」という状態を迎えるのではないか。

平介の不安はよく分かるが、中盤辺りで際立つ事になる彼の異常性については理解し難いものがあった。あれをやったらダメでしょう。

強く印象に残っているのは、事故を引き起こした梶川幸広の「秘密」を知り、平介の感情に変化が現れるシーン。きっかけは梶川が言った『自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ』という言葉だが、これこそ『愛』という感情そのものだと思った。平介が味わう事となった寂しさ、虚しさはオレには理解できるレベルのものじゃない。

そして、それを悟った後の直子のあの行動。これもやっぱり『愛』なんでしょうね。その後の平介を思うとやり切れない。哀切、この言葉に尽きる小説だ。

通い詰めた

自宅マンション近所の満喫に。

この4日で3回も行ってる。いずれも3時間パック980円のコース。

店で読んでいる漫画は、福本伸行の「天」。福本の出世作で、歳を食った赤木しげるが最高に良い。「アカギ」の赤木ほど悪魔的じゃなく、適度に人間味があって、その分切れ味はないが、名台詞を吐きまくっている。福本伸行の作品は面白いね。画力の乏しさなど気にもならない。人間の心理を描くのが本当に巧い。

共同通信杯に敗れた後、家に帰る前に寄った。余りにも暇だったし、「天」の続きが読みたかったから。

店に入って驚いた事があった。何とほぼ満席状態。大盛況である。その影響で、禁煙席に座れなかったくらいだ。この店には何度となく来ているが、こんな事は初めてだ。

3連休の最終日の夕方に何をやってんだ、皆さん。こんな漫画の数が圧倒的に少なく、ドリンクの種類もイマイチな店で。他にいくらでもやる事あるでしょう。ま、オレもだけど。

いつ行っても空いていたので、このままだと潰れるのではと心配をしていてたのだが、それも杞憂に終わった。とりあえずは安心。でも、空いているのが、この店の良さだったので、今日のような満席状態が続く様だとオレには相当キツイ。

部屋に入ってしまえば、i-podを聞ききながら本を読み、一気に自分の世界に入り込むので、混んでようと、空いてようと一切関係なくなる。だが満席だと本棚に本を戻す時、本を選ぶ時、ドリンクを注ぐ時などに人とすれ違う確率が高くなる。これがウザイですね。

店内は超狭いので、譲り合いの精神が必須となる。ここでよく有りがちなのが、お互いがお互いに道を譲ろうとして、2人で立ち往生のパターン。

その状況で、2人同時に
「あ、すいません」なんて言っちゃう訳です。嗚呼、めんどくせえ。

そんな事が起こるので、通路に出るのは極力避けたいという意識が働く。アイスコーヒーをコップの縁ギリギリ一杯まで注ぎ、人の迷惑顧みずサンスポ、「天」の6-15巻を抱え込んで店から与えられた部屋にこもった。部屋に設置されている無駄にデカイ黒いソファは異常に固いが、座り心地は悪くない。

結果、店内にある唯一のスポーツ新聞、サンスポを3時間完全包囲してたからね。読みたいと思っていた人絶対いたね。

3回通っても「天」は終わらず。考えながら読むので、かなり時間がかかる。続きが気になってしょうがない。

今週の平日、会社帰りにこの店に寄ってしまう確率は、野口みずきが北京五輪女子マラソン代表に選ばれる確率くらい高い。

5戦目

またもや負けてしまった。

実は皆様に携帯で送った予想を直前になって変更した。

軸にする積もりだったサダムイダテンのオッズがおかしな事になっていたからだ。2倍を切られるとウマ味がない。馬連も軒並み低倍率が並ぶ。これじゃあ勝ったところで、意味がないと思ったオレは事前の予想を覆した。急転直下のサダム切りである。

買い目は、サダムから流そうと思っていた6頭、すなわちタケミカヅチ、湘南アルバ、スマートファルコン、ノットアローン、サブジェクト、北海カンティから決める事にした。まあ当然だ。

ここで2つの選択肢が浮かぶ。
①サブジェクトを軸にして流す
②1頭減らして馬連BOX

スマートファルコンの参考レースの映像が頭をよぎる。本当にサブジェクトから行って大丈夫なのか?いや到底無理だ。②にした。本命をぶった切ってしまった以上、他馬を軸に据える事に抵抗も感じていたしね。さて、何を切るかである。

脱落候補はットアローン、タケミカヅチのいずれか。ここは締め切り3分前まで迷いに迷ったが、オレが落としたのはタケミカヅチだった。

嗚呼、無念だ。ノットアローンを落としていればなあ。

今回は東京スポーツを買わずに、愛読している夕刊フジを使い予想をした。競馬は新聞に答えが書いてある事が多い。各紙に1人くらいは的中している予想家はいるという事。オレのような素人は与えられた情報から、その答えを探しているのだ。

夕刊フジ、内海が○湘南アルバ、▲タケミカヅチとしていた。紙面上には、馬連で○からも流すとしっかり書いてある。これが答えだった。

次こそは。

雪降って地固まらず

朝起きて、ネットサーフィンをしていたら、本日の東京競馬開催中止の情報が目に飛び込んできた。勝負は明日に延期。今日でも明日でも構わない。勝ちさえすれば

レースが順延になった事によって、輸送による影響は多少なりとも和らぐのか?馬のテンションに変化はあるのか?ちょっと気になる。だが、素人風情には分かりますまい。

もう1つ気になることが。レースが開催されない今日、フジテレビの競馬中継「みんなのケイバ」は一体何を放送するのでしょう。番組関係者は頭が痛いだろうな。

実はこの番組、1回も見た事ない。メインに川合俊一とほしのあきという組み合わせを持ってきた事が意味不明。普通に仕切りはアナウンサーで良いじゃん。ほしのあきが、たどたどしく(見た事ないから知らんけど)「1着2番、2着7番、3着12番、複勝、ワイドはご覧の通りとなっております」と言う訳でしょ。これじゃあ情報が伝わりにくいよ。彼女の活舌がアナウンサーばりに良ければ全く問題ないけど。重ね重ねになるが、見た事ないもんで。

問題は活舌に留まらないという意見もあるようで。オジサンズイレブンにて、誰かが情報を伝えるキャスターは多少、ルックスに難がある方が良いと言っていた。その理由は、ルックスが良いと、視聴者の意識がキャスターの容姿に向かってしまい、情報が頭に入っていかないからとの事。これは分かる気がする。

映画やドラマの予告編と共に流れる天気予報が良い例だ。映像の方に気をとられてしまい、結局、明日の天気がどうなるのか全く分からなかったという事が何度もある。あるでしょ?

競馬初心者の人気グラビアアイドルを起用して、視聴率上昇を見込むやり方は、いかにも商業主義的で「こすい」感じがする。これは今に始まった事じゃなく、「スーパー競馬」時代から続く流れはあるけど。さとう珠緒、若槻千夏、安田美沙子などなどがレギュラーを張っていた。グラビアアイドルにとっては競馬ファンを取り込めるチャンスとなり、双方にメリットがある。競馬番組とグラビアアイドルの良質なる関係。

やいやい言い過ぎた。最後に勝負への意気込みを星野仙一風に。

「勝ちたいんや」

飽きた、激しく飽きた

本日、すき家の牛丼まつりに乗じて、生まれて初めてメガ牛丼を食べた。1,200キロ超というカロリー表示が異彩を放っていて、妙に毒々しい。3食も続けたら、間違いなく健康を害しそうである。

丼を見た時の第一印象は、そこまでデカイとういう感じじゃなかった。問題なく食べられそう。

いざ実食。この段階に来てようやくメガの凄さに気付く。ご飯までが異常に遠いではないか。何層もの牛肉が完全に蓋をしているという状態です。牛肉だけを食べたい訳じゃねえのに、立ち上がりはそれを余儀なくされた。ご飯まで行くのがめんどくさかった。

オレは、とりあえず丼の縁近くの少ないスペースを掘り進め、相手の―そう正に文字通りの底―を見ようと決めた。予想通り結構深い。なんとか底まで到達する頃には、全体の容量が掴めた。

相手の底―こちらは文字通りの底じゃないよ―が知れてしまえば、途端に『いける』という感覚になるから不思議だ。

牛丼の味は、決して容易に判別できないというのを経験的に知っているので、確信を持って言う事はできないが、「すき家」の牛丼は美味い。こちらも確信を持って言う事ができないが、松屋には及ばないけど。

空腹だった事もあり、7割くらいまでは単純に美味かったけど、そっから先が辛かった。敵は満腹感じゃない。飽きである。もうね、飽きる。ホントに飽きる。そんな状態で同じ味のものを食べ続けなければならないというのは結構な苦痛である。

ペースが鈍った。飽きて来ると、一気にマズくなくなってしまう。そして後悔の念に支配される。

嗚呼、完全に勢いで頼んじまったよ。初めから、こんなにも牛丼を食いたいと思ってなかったよ、オレ。何を思っても後の祭り。後悔先に立たず。

腹が減っているという理由で、エルム(店は早稲田大学側のグランド坂下にあるので、お近くに来た際は是非)で大盛を頼んでしまった時と全く同じパターン。己の学習能力の低さがうかがえる。

多分、メガ牛丼は2度と注文しないだろう。

いや、待てよ。エルムの大盛を食べ切った時も毎回そう思っていた。だが、何度同じ目にあっても時々、吸い寄せられるように大盛に挑戦してしまっていた。という事は、メガ牛丼もどーなるか分からないな。今のうちに前言を撤回しておいた方が良いかも。

次はマックのメガシリーズに手を出してみようと秘かに決めている。


つい先程、昨日作ったCDを褒められた。自分の好きな曲が他人に評価されるのって、実はかなり嬉しいです。深夜に良い気分になれたので、この場を借りてお礼を。逆にありがとう。


BGM
THE BLUE HEARTS/未来は僕らの手の中
THE BLUE HEARTS/星をください
THE BLUE HEARTS/青空
THE BLUE HEARTS/電光石火
THE BLUE HEARTS/チューインガムをかみながら

歌詞が半端なく良い。こんなバンドは、オレが生きてる限りにおいて、2度と出現しないでしょう。

中華そばなオレ6

音楽ファイルをダウンロードをするために、一昔前に世間を騒がせた例のやつではないファイル交換ソフトを起動させつつ、キーボードを叩いております。

2年前のGWに思い出すのも恐ろしい、あの忌まわしき事件があって以来、オレは喜多方ラーメンを食べないと決めた。そして、今迄そうしてきた。

だが、小雪がちらつく寒空の下、黒いコート、黒いマフラー、黒いスーツを身に付け、大手町方面に向かって歩いていたオレは、そろそろ許してやってもいいじゃないかという気になった。寒さは人を弱らせる。人の意志力をも弱らせる。そして、オレは自分自身に立てた誓いも反故にしてしまった

以前から、ずっと気になっていた有楽町ガード下にある「喜多方ラーメン坂内」に行ってみた。向かいには、何度か足を運んだことがあるROSE & CROWNがある。

喜多方ラーメン(大盛り)★★★★☆
ガード下らしく、店外、店内共にキレイではない。店は非常に狭く、容赦なく相席を要求される。引っ切り無しに客が入っていたので、それなりに人気がある店の様である。

かなり美味かった。喜多方ラーメン本来の力を見たという感じがした。でも、これくらいじゃ喜多方ラーメンの実力に対する疑義は払拭されないけどね。

麺はちょっと柔らかめの太ちぢれ麺、スープは醤油ベースで、濃い口の中では割とアッサリに位置するくらいの味だった。喜多方ラーメンらしい喜多方ラーメンと言える。オレが子供の頃、会津で食べたラーメンの味に似ていた。

そのラーメンは、野口英世記念館に行った帰りに、立ち寄った店で食べたような気がする。もしかしたら父方の祖父の親戚の家に寄ったのも、同じ日だったかも知れない。とにかく、会津に旅行に行きラーメンを食べた思い出だけは、何故か鮮明に覚えている。

オレはかなり珍しい苗字なのだが、親父から聞いた話では、ルーツは福島にあるらしい。親父の話なので、完全には信用できないが。ただ、祖母は東京に住んで相当長いのに、未だに会津弁丸出しで喋っているので、うちの家系が福島と縁深いのは間違いないらしい。

だからなのか、喜多方ラーメンは子供の頃から好きだった。

話が反れてしまった。麺、スープはさて置き、この店のラーメンの特徴はチャーシューにある。超肉厚で、とにかくデカイ。しかも5枚入り。醤油が十分に染み込んでいて、非常に良いね。580円なので、コストパフォーマンスは最高だ。

最後に、店員の接客態度と、彼等が使う日本語はギリギリな感じなので要注意です。

毎日更新すると思ったら大間違いだぜ

今日は、特に書くことがない。気の向くままにキーボードを動かそう。

自分のブログに、ほぼ毎日と言える更新頻度で、いわゆる本当の意味での日記的文章を書き連ねている人はスゴイと思う。

だって、普通に生活している限り、「これは」と思える面白い出来事に遭遇する確率はそう高くないから。ブログ本には、面白いブログを書くために、普段からネタを探す眼力を養い、些細な事でも意識して記憶した方がよろしいなどと書かれていた。

そんなに暇でもないですよと反論したくなる。仕事は等閑(なおざり)にできない。ちょっとだけだが、そう思う。報酬分は労働しなけりゃ、詐欺でしょ。

いずれにしても、日記的文章を書くのは、不得手なんです。「これは」と思える事が我が身を襲わないからなのか、それともネタを探す眼力に欠けているのか、はたまた両方か。本人には判断できないところだけど。そんな文章を期待している人がもしいるなら、その方には、お詫びしたいと共に、気長に待って頂きたいという言葉を送りたいです。時々は書くので。

はたと気付いた。オレ、かなり読者を意識してるじゃないか。

作家かよ(三村風)。

先日、さいたま新都心の寒空の下で、kcさんの口から発せられた「駄文をプリントして職場のみんなに配ってる」という言葉が、間違いなく効いている。

「何やってるんですか」と言いそうになったが、ネット上に晒してる時点で、『全世界の人に見られる可能性があるという事を覚悟しなけりゃならないんだった』という思考が働き、その言葉を飲み込んだ。しかし、こんな駄文が、知人の向こう側まで届いていると意識すると、何だか急に気恥ずかしくもなる。ま、ウソだけど。

先週、久しぶりにmishさんと飲んだ。流れは全く覚えてないが、とにかく駄文の話題になった。

tks「駄文、どーすか?」
mish「カタイ」

本質を突いた一言。余りに的確で、おかしくなり笑ってしまった。もう1つ、「何だかよく怒ってるよね」とも。確かに怒りの内容は自分でも多いと思う。でも、怒りは人間の大きな原動力ですから。怒りの対象があれば、筆も進むってもんです。

柔らかい文章、これも不得意極まりない。『極まりない』が既に柔らかくねーもんな。染み付いてしまったものを取り除くのは、難しいんです。

新幹線で夕刊フジの話をしてから、通勤中にTHE BULE HEARTSばっかり聴いている。このバンドは1st、2ndで頂上に到達してしまった感がある。それ以降のアルバムはどうあがいても、この2枚に勝てない。もちろん3rd以降にも、オレの好きな曲、聴ける曲も多数収録されているんだけど、アルバムそのものの完成度には雲泥の差がある。

聴きながら読んでいるのは、東野圭吾の「秘密」。7年前に読破して、オチを知ってるのに、面白い。女性に人気があるのが分かる気がする。しかし、本当に切ない話だ。さっき完読した。

今日の駄文、この本の書評でも良かったじゃん。全く思いつかなかった。

今週は長い。果てしない。

週末はotoさんの結婚式に参加。どうせ感動しちまうんだろうな、きっと。二次会、頑張ります。

BGM
BON JOVI/Save The World
BON JOVI/I Want You
BON JOVI/If That's What It Takes
BON JOVI/I am
BON JOVI/Woman In Love
BON JOVI/Till We Ain't Strangers Anymore

モノを欲する心が騒ぎ出す

去る1月の最終週に、座光寺軍団にotoさんの嫁さんを加えたメンバーで飲んだが、その時kcさんから言われてしまった。最近は、飲み3回に対して2回くらいの割合でこの台詞が飛び出す。

「tksはよく『自分は物欲がない』と言ってるが、この中ではダントツだから。むしろ物欲がある方だろ」

オレは「そうでもないですよ」などと、やんわりと否定する。これ、お決まりのパターン。その後は、その時計見た事ないぞ、そんなバッグ(またはメガネ)持ってたか?という流れ。

自分では、モノへの欲求は薄いと思っているんですが、座光寺軍団飲みでは、皆様から確実に否定される。だが、どうにも納得できない。逆にオレ以外の軍団員の物欲が揃いも揃って、薄過ぎるのではないかと思う。彼等のそれは、限りなく透明に近いブルーである。

そんなオレも、最近はモノを欲する気持ちが胸の内から、ふつふつと沸いてきている。遠くない将来の富士山付近にある地下20km地点にあるマグマのように。

まずは、折り畳み自転車。春、自転車で都心を移動したいね。家は本当に狭い(家に来た人は、まず間違いなくこの言葉を言う)ので、本来の機能を一切果たしていないベランダに置こうという青写真を描いている。

パンツ。色落ちが酷いので、いい加減欲買わないと。黒パンなのにちょっと赤味がかってる。まだ売っていれば、全く同じモノを選ぶ予定。

スーツ。レギュラーだったスーツのパンツが傷んだ。スーツは100%パンツから悪くなる。2年ともたなかったか。ボーナスで買ってないし、絶対に今月中に買う。

革靴。レギュラーは現在1足という状態だから。以前、1足だけを履き続けると、傷むのがかなり早くなるとショップのねえちゃんに教わった。狙うは、紐のないスリッポンです。

まだまだある。メガネ。「またかよ」という三村風ツッコミが入りそうだが、そんなの関係ねえ。ちなみに、オレの口調は三村に似ている(顔は似てない)と、かなり多くの人から言われます。三村は好きなので、そう言われるのは嫌いじゃないよ。

スノボウェア。形から入りたいタイプなので。色はもちろん黒。楽しかったので、次行くまでに買う。

定期入れ。もう5年目。そろそろ限界に近い。これも全く同じモノを買ってしまいそうだ。

まだあるんだけど、そろそろ打ち止めにします。

アメリカは運命のSuper Tuesdayを迎える。勝利の女神が選ぶのは、オバマかクリントンか。結果が注目される。個人的にはオバマを応援している。黒人の大統領誕生は、アメリカという国にとって大きな前進となるような気がするから。

さて、「ぷっすま」見て、寝ますか。

ラインを越えて

会社のとある場所にある箱には、その役割をまっとうした新聞類が大量に入っている。当日付のモノも珍しくない。ここにある紙媒体は会社にとって不要なモノなので、『欲しければご自由にどうぞ』の状態である。

オレは、時々この箱の中から、お気に入りの新聞を持って帰る。もちろん地下鉄で読むために。こんな時、自分が広告代理店で働いていて良かったなあと思ってしまう。それと同時に、自分の会社が一応マスコミという業種に分類される事を実感する。

最新の夕刊フジが入っている時は最高に嬉しい。やっぱり夕刊フジは面白いよ。ほぼ毎日読んでいる。記事は政治、経済、健康、芸能、スポーツがバランス良く配置され、タブロイド独特のキナ臭さはあるものの興味深いものが多い。競馬面もそこそこ詳細で侮れない。

越後湯沢に向かう新幹線の車内で、KGさんと夕刊フジを含む夕刊紙について話した。

オレ「オレ、夕刊フジ大好きで、ほぼ毎日買って読んでますね。面白いですよ」
KGさん「夕刊フジは、地元では売ってなくて、BLUE HEARTSの歌でしかイメージできなかった」
オレ「くたびれた顔をして 夕刊フジを読みながら 老いぼれてくのはゴメンだ ですよね」
KG「そう。だから東京出てて初めて見た時、これがあの『夕刊フジ』かあと思った記憶がある。満員電車の中でこれを読むようになったら終わりなのかと」
オレ「いやいや相当面白いですって。地下鉄には、読んでるリーマン一杯います」
KG「分かるよ。紙面のサイズも小さめで、リーマンが電車で読むには丁度良い内容だと思う。この前、某夕刊紙の会社に行った時、聞いた話で本当かどうかは知らないけど、成る程と思った話がある」

面白そうな切り口である。是非聞いてみたいと思ったオレは先を促した。

KG「夕刊紙は需要がありそうなのに、何故全国展開していないか?その理由は、地方の人間は通勤にほとんど時間をかけないから。通勤に1時間以上もかけるのは、一部の大都市と東京近辺に住む人だけしかいない。夕刊紙はtksと同じように、帰りの電車の中でちょっと読みたいと思うモノなので、都内と違って通勤時間が短い地方では、ほとんど売れる見込みがないらしい。よって、地方では一切売ってない。向こうの会社の人がそう言ってた」

通勤時間に1時間かける事が当たり前だと思うのは、ずっと埼玉に住んでいたからなのか。言われてみて初めて気付いた。所変われば常識が常識ではなくなるという事ですね。

夕刊紙が全国で売られていないのは知らなかったが、その理由については大いに納得。良い話を聞かせてもらいました。

こういう無駄と思えるな様な知識の集積が、その人に深みと厚みをもたらす。そして、時には思いがけない効果を生み出す。オレはそう信じております。

BGM
THE BLUE HEARTS/ラインを越えて
平原綾香/JUPITER
aiko/桜の時
鬼束ちひろ/月光
SPITZ/桃

豊富な知識量に敬服致します

伊坂幸太郎/重力ピエロ★★★☆☆
単純にミステリーに分類してしまうのは違うような気がする。もちろん物語の主軸は謎解きであるのだが、切なく、哀しい、でも凄く暖かい、ベタとも言える家族小説という色合いを呈している。

遺伝子情報を扱う会社に勤める泉水には、2つ下の弟がいる。名前は春。春の出生には秘密があった。母が未成年の強姦魔に襲われた時に身籠ってしまったのが春だったのである。

忌まわしい事件を胸の奥底に抱えながらも、そこから派生する様々な諸問題を乗り越え、兄弟が一人前の大人に成長した頃、事件が起こる。連続放火である。

春は、予め放火の場所を暗示するグラフィティアートの存在に気付く。グラフィティアートと放火にはいかなる関係性があるのか。泉水と、彼の弟、そして父は、その謎解きに挑み始める。

彼等が直面する事になる真実は、彼等家族にとって重大な意味を持つものであった。そんな話。

これは著者の狙いなのだろうが、ともかく、主人公が平凡過ぎる。それに比べて脇役達はは1人1人、異常なまでに魅力的であった。とりわけ父親が素晴らしい。彼の台詞には、いちいち胸を熱くさせられた。

兄弟の会話は、機知に富み過ぎている。劇中に、ネアンデルタール人とクロマニョン人、ガンジー、その他様々な知識が飛び交う。最初はタイトル通りの感情を抱いたのが、最終的にはちょっとウンザリしてしまい、やっぱり「やり過ぎだよ、これは」と思い直した。

著者は東北大学出身。基本的に頭が良い人なのでしょう。洒脱でスタイリッシュな文章は「アヒルと鴨―」と同様だった。ドライなのに、妙に人情味が溢れている。この辺りに著者の非凡さがうかがえますね。

先が読めてしまう展開と、事件後の話に一山なかった事がマイナスで★3つに留めておいた。

4戦目

午前中、新幹線で帰京し、その足で水道橋へ。

話が前後するが、昨日は苗場スキー場でスノボをやってた。朝9時から滑り始め、最後は夜9時まで。今は体全体が痛い。最高に楽しかった。もっと早くやってるんだったなあ、スノボ。この話は気が向いたら書きます。

東京も珍しく雪化粧。交通機関には乱れが生じ、東京競馬開催中止が決定していた。という訳で今回の勝負は京都牝馬Sのみ。

結果は負け。またもや3連複2つ的中のパターン。ホントに勝てねえな。

軸はブルーメンブラット。相手は5頭、期待した順にアドマイヤキッス、アンブロワーズ、カタマチボタン、ザレマ、パーフェクトジョイ。ただ最後のパーフェクトジョイはペリエ買いだったので、佐藤哲三に乗替りになってしまった時点で、予想は意味を成さなくなってしまった。

まあ2つ的中したところで、軸が3着を外している時点で完敗だね。

連敗街道は一体いつになったら止まるのだろうか。このまま1度も勝てないような気さえしてくる。

馬券当て
スノボウエアの
夢消えた

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